ketaの日記

出歩こう、未知の体験しよう

旅行先栃木での一人旅


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2024/2/22~23 栃木旅行

■概要

・東京から栃木に前乗りし、日光東照宮とワールドスクウェアに行ってきた。

・連休はめんどくさくても、遠出すると楽しいと改めて思った。

 

■詳細

22日(一日目)

・四連休初日。午後から外出。行き先は決まっておらず、出掛けてから比較的近距離の栃木に旅行先を決めた。

・とはいえ宇都宮線乗るまではめちゃ気が重い。新宿で何度帰ろうと思ったことか。「めんどくさい、面白くないかもしれない、金もかかる・・・」

・とはいえ、四連休に旅行しないともう旅行はしない人生である。「(22年から東京に住んでるが)今はたまたま東京に滞在してるだけ。そのうち離れるから今のうちに東京ハブにまわれるところ観光しよう!」と自分を奮い立たせ、電車に乗る。

・18時ごろに宇都宮に到着。電車賃は2,000円程度、安い。

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宇都宮駅で出迎えるイチゴ)

 

宇都宮駅ビル内で口コミがよかった餃子屋「青源」で晩御飯。焼き餃子&ネギ味噌餃子定食。うまい。名古屋とかもそうだけど、ご当地飯が分かりやすくてひとりでも入りやすいと言うのは大変助かりますな~。


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・目にはいった八重洲ブックセンターでちょっとだけブラつく。栃木推しが多い。他府県ではこれほど自県特化のコーナーは少ない気がする。地元愛が強い土地柄なのかな。

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・ホテル(UNIZO INNエクスプレス宇都宮)へ。コミュ障だと夜これ以上やることない。結局ホテルでU字工事のドッキリyoutubeみて、栃木をなんとなく楽しむ。

 

23日(二日目)

・日光までの電車がない!最初の目的地は日光東照宮。宇都宮から日光への電車は、乗り継ぎ便まで15分待ち、もしくは直通便まで50分待ちだった。本数すくねぇ。数分間隔が当たり前の東京のノリで考えていた。宇都宮で50分待つのも退屈なので、とりあえず乗り継ぎ便に乗る。

・乗り継ぎのため鹿沼駅で待つ。この休みは全国的に気温が低く、鹿沼も気温一度である。鹿沼に待合室はない。


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(気温一度の鹿沼。寒い)


・今んとこ特に良いことはないけど、なんか楽しい。数日間フラフラ旅するの、楽しめるかも知れない。ふと、日常がつまらなくて、旅行や海外に期待する自分が、ありふれすぎててなんか滑稽に思えた。旅にうかれる自分を滑稽に思ったのは、「どこそこ行った」と自慢げに話す人たちを、これまでなんとなく見下してたからだろう。自慢げと言うのも私のひねくれた捉え方でしかなくて、彼らもただ生活を楽しもうとしているだけかもしれない。

 

日光東照宮


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(見上げる陽明門。迫力がある)


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(見ざる聞かざる言わざるの三猿だけでなく、猿の一生を数面の絵で描いてるそうな)

・言わずと知れた徳川家康をまつる神社である。
・荘厳な雰囲気。雪でめちゃくちゃ寒かったが、神秘的な絵になってよかった。観光客もみんなわきまえてる雰囲気で、礼儀ただしい。
・豪奢である。特に陽明門が凄い。白と黒を基調にふんだんに金があしらわれている。門の装飾は何百体という人形や、龍、麒麟などの緻密な集合だった。めちゃくちゃ手間と金がかかっているはず。どこかで「信長統一以後の城は戦うための城ではなく見せびらかすための城」と聞いたことがある。平和な世の中で、権威付けのために豪勢になっていったのか。

・現在の保存状態もよく綺麗である。保全が行き届いてるのだろう。一センチ塗り直す絵の具に数万円かかるるしい。ちゃんと聞き取れなかったが、修繕に2,000億とか言ってたような気がする。えぐ。
・500円の音声ガイド借りにいったら、よほど人気ないのか音声ガイド希望と思われず、係員のおじいさんの反応が鈍かった。借りたい意図が伝わってからは懇切丁寧に教えてくれたので、本気で要件がわからなかったのだろう。マップのみたい箇所をペンで抑えると数分の短い音声ガイドが始まるというもので、実際の陽明門や三猿を見ながら、その歴史やエピソードが聞ける。絶対あった方が面白い。みんな借りたらいいのに。


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(音声ガイド。おすすめ)

 

【ワールドスクウェア
・世界の建造物のミニチュアが展示されている屋外施設。子供向けな雰囲気もあるが、旅行や歴史が好きな大人が行っても楽しめると思う。

ミラノ大聖堂が美しい。一番印象的だった。純白の建物で、劇的な感じ。無数の彫刻があしらわれている。尖った無数の塔の先端がすべて彫刻。ダヴィンチコードとか、天使と悪魔って感じ(語彙力)。


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ミラノ大聖堂


※建築様式うんちく。世界史の教科書だと建築様式なんて興味湧かなかったが、実際に(レプリカを)見るとミラノ大聖堂があまりに見ごたえあったので調べてみた↓ゴシック様式

ミラノ大聖堂はこのゴシック様式である。内部的な高さと細さの誇張、尖塔アーチが目立つ特徴。
・美しい装飾はそれ自体が神への奉仕と考えられていた。
・ゴシックと言うのはゴート風のと言う意味で、ルネサンス以前の芸術を指して蔑称として言われ出したそう。
ルネサンス様式…キリスト教の息苦しさに反発的に、古代ギリシャ・ローマ風の建築文化をイスラムから逆輸入。垂直を押しだしたゴシックと反対に水平を強調。


・なおミラノ大聖堂14~19世紀まで建築らしい。長い。サグラダ・ファミリアより長いやん。誰が建ててるんだろう。お金は誰が出してるんだろう。建設会社が延々と完成しない建物のために人を資材を出し続けれないよな。国とか保全団体とかが税金や寄付金とかで賄ってるんだろうか。

・なお、引き合いに出したサグラダ・ファミリアももちろん展示。2026年に完成するらしい!

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サグラダ・ファミリア。生誕の門と受難の門があり、こちらは生誕の門。裏側はキリストが釣られてるデザインの受難の門)

 

バチカンサン・ピエトロ大聖堂もよかった。ヨーロッパゾーンど真ん中に位置し、ガイドさんの説明も力が入っていた。東武ワールドスクウェアの気合いを感じる円形の敷地に凄い体数の人形。東武ワールドスクウェアの気合いを感じる。

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「しゃがんで目線を下げると、現地に来たような写真が撮れます」との説明があり、撮ってみた。一体一体は明らかに作り物の人形だが、写真をパッと見ると確かに本物っぽく見える。こんな規模で人形と模型作ってると思わないもんね。
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東武ワールドスクウェアでガイドを聞く聴衆を引きで見ると、ベルサイユ宮殿に迫る巨人に見えてひとりでニヤニヤしていた。
※ベルサイユ宮殿はバロック様式…曲線・楕円などのデザインを多く用いた、動的で華麗な装飾性


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(立体起動装置と相性よさそうなベルサイユ宮殿と、群がる巨人たち)

 

【帰り】

この後アジアンゾーンもあったのだが、スマホ電池がピンチに陥り写真がない。
ワールドスクウェアを出たのち、下今市駅スマホ電池が切れて、北千住までの特急で帰ってきた。四連休はまだ折り返しなので「さらに遠方に足を伸ばしてもよかったか?」と若干後悔するも、ほっと安堵も覚える。一人旅は慣れていない。
北千住から新宿に向かう地下鉄に乗ると、もう車内の広告が「転職、生産性、マーケティング…」となり嫌になってきた。死にてーという気持ちになる。旅行中はつまらない瞬間はあれど、死にてーとふと思うような瞬間はなかった。何もない普通の景色も、旅行マインドが乗ってくると楽しめるものであった。目新しく新鮮で、死にてー等と思ってる暇がない。

 

家帰ってYouTube見てても気づく。生産性とか転職、キャリア、勝ち負け、メンタル、そんなものばかり出てくる。そりゃ嫌になる。YouTubeも地下鉄も、死にてーの元だ。

オフライン、遠出、未知の体験。こういうものが自分の人生には必要だと改めて感じた。

めんどくさくても、連休は旅に出たい。